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トップリーグ2015-2016 Day’s Report(LIXIL CUP2016 ファイナル・3位決定戦、1月24日)

text by Kenji Demura

27-26の1点差で東芝を下したパナソニックが3連覇。劇的な勝利に大観衆は酔いしれた photo by Kenji Demura

27-26の1点差で東芝を下したパナソニックが3連覇。劇的な勝利に大観衆は酔いしれた
photo by Kenji Demura

パナソニックが劇的な1点差勝利で3連覇達成
ロスタイムの逆転ゴールが外れ東芝は涙を呑む

24日、東京・秩父宮ラグビー場でジャパンラグビー トップリーグ 2015-2016 LIXIL CUP 2016ファイナルが行われ、王者パナソニック ワイルドナイツが東芝ブレイブルーパスに27-26で1点差勝利を収めて3連覇を達成した。

「素晴らしかった日本ラグビーシーズンの最後を飾るに相応しい素晴らしい試合だった」
チームとしてはトップリーグ3連覇、自身も2年連続でのLIXIL CUPトロフィーを手にしたパナソニックのロビー・ディーンズ監督が試合後そう振り返ったとおり、LIXIL CUP 2016ファイナルは最後の最後まで勝敗がわからない大熱戦となった。

LIXIL CUP2016大会MVPとなったパナソニックSOパーカーは3ゴール/2PGを決めて勝利に導いた photo by Kenji Demura

LIXIL CUP2016大会MVPとなったパナソニックSOパーカーは3ゴール/2PGを決めて勝利に導いた
photo by Kenji Demura

すでに80分間が経過したことを伝えるホーンが鳴り響いた後、最後のワンプレーとなった中央付近での東芝ボールのスクラム。スコアは27—21でパナソニックが6点のリード。東芝はCTBリチャード・カフイ、FBフランソワ・ステインの好走からチャンスをつかみ、最後はカフイのキックパスを途中出場のWTB豊島翔平がパナソニックゴールで押さえて1点差に。
最後のゴールが決まれば、東芝が劇的な逆転勝利の末に6年ぶりのトップリーグ覇者に返り咲く状況だったが、FBステインのキックはゴール右側に外れ、約2万5千人の大観衆の歓喜の叫び声とため息が交錯する中、パナソニックがまさに薄氷の勝利を収めた。

前半3分にモールからのトライで先制したパナソニックに対して、東芝も強力FWが激しく前に出て、同7分にNO8リーチ マイケルの突破から、さらに同17分にはモールからのトライを取り返すなどいったんは逆転。
最終的にはトライ数では4本対3本で東芝が上回ったものの、3ゴール、2PGを完璧に決めたパナソニックSOヘイデン・パーカーの正確なキック力が勝負を決めるかたちとなった。

ロスタイムのWTB豊島のトライで1点差に迫った東芝だが、最後のゴールが外れて逆転Vならず photo by Kenji Demura

ロスタイムのWTB豊島のトライで1点差に迫った東芝だが、最後のゴールが外れて逆転Vならず
photo by Kenji Demura

尚、ファイナルに先立って行われた3位決定戦は、後半28分に途中出場のWTB粟田祥平が逆転トライを奪ったヤマハ発動機ジュビロが神戸製鋼コベルコスティーラーズを26—22で振り切った。

ジャパンラグビー トップリーグ2015-2016 の最終順位は以下のとおりに確定。今季の総入場者数は491,715人となり、歴代最多記録を更新した。

1位 パナソニック
2位 東芝
3位 ヤマハ発動機
4位 神戸製鋼
5位 トヨタ自動車
6位 キヤノン
7位 近鉄
8位 NTTコム
9位 サントリー
10位 豊田自動織機
11位 Honda
12位 クボタ
13位 リコー
14位 コカ・コーラ
15位 NEC
16位 NTTドコモ

LIXIL CUP 3位決定戦はヤマハ発動機が神戸製鋼に26-22で競り勝った photo by Kenji Demura

LIXIL CUP 3位決定戦はヤマハ発動機が神戸製鋼に26-22で競り勝った
photo by Kenji Demura

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