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トップリーグ 2015-2016 weekly preview:LIXIL CUP2016ファイナル開催記者会見レポート

text by Kenji Demura

雪の中、寒さを吹き飛ばす熱い発言も!
パナソニック、東芝両監督・主将が集結

18日、東京都港区の明治記念館で「ジャパンラグビー トップリーグ 2015-2016  LIXIL CUP 2016ファイナル開催記者会見」が行われた。

LIXIL CUPトロフィーを挟んで写真に収まるパナソニック・堀江、東芝・森田両主将 photo by Kenji Demura

LIXIL CUPトロフィーを挟んで写真に収まるパナソニック・堀江、東芝・森田両主将
photo by Kenji Demura

LIXIL CUP2016 1回戦、セミファイナルでの激闘を経て、同ファイナルに勝ち上がったのは3連覇を目指すパナソニック ワイルドナイツと過去5度トップリーグを制してきた東芝ブレイブルーパス。

記者会見には、両チームの監督および主将、特別協賛社である株式会社LIXIL執行役員Public Affairs部門ジャパンマーケティング統括部 野口恭平部長、ジャパンラグビートップリーグ 髙島正之チェアマンが出席。

当日は雪模様となったが、寒さを吹き飛ばす熱い発言が相次いだ。

「パナソニックと東芝はトップリーグ史をみても素晴らしいライバル同士」(パナソニック ロビー・ディーンズ監督)

「パナソニックさんは最も尊敬しているチーム」(東芝 冨岡鉄平監督)

まさに、そんなふうにお互いを高くリスペクトする同士が日本ラグビーの頂点を競い合うかたちになったLIXIL CUP2016ファイナル。

奇しくもリーグ戦の対戦も17—17で引き分け(第5節12月12日)。

両チームの首脳はそれぞれ今シーズンの相手チームのことをどう見ているのか。

王者パナソニックのディーンズ監督は「多くのチームがこの場に立ちたいと考えていたはずで彼らにその力があったのも確か。もちろん、私たちもファイナルに進みたいと思ってきたが、できたら東芝はファイナルに勝ち進んでほしくないと思っていた」というほど、東芝の実力を高く評価している。

「昨年は2度戦って、ラッキーなことに勝利を収めることができたが、今シーズンは1度対戦して引き分け。満足する結果にはならなかった。激しい試合で引き分けが相応しかったかもしれない。
東芝はとてもフィットしていて、ハングリーでもあるチームだ」(同監督)

パナソニックの主将を務めるHO堀江翔太はさらに具体的に東芝の脅威に関して言及した。
「東芝さんは非常にFWが強くて、1、2、3番が揃うスクラムも強くてラインアウトもスペシャリストがいてうまいし、ブレイクダウンもガツガツきて強い。FWだけじゃなく、BKもパンチのあるプレーヤーも揃っていて、展開力もある」

東芝のガツガツくるプレーを警戒するパナソニックHO堀江主将とディーンズ監督 photo by Kenji Demura

東芝のガツガツくるプレーを警戒するパナソニックHO堀江主将とディーンズ監督
photo by Kenji Demura

一方の東芝の冨岡監督は「我々も型を持って型にこだわらずということを大事にしているが」との前提を語りながらもパナソニックこそ「私が理想としているチーム。間違いなく日本のラグビーをリードしている」と、対戦相手に対する憧憬を隠さない。

「(パナソニックは)相手の特徴をしっかり理解した上で相手に自分たちが合わせながらも勝てるし、何か自分たちにトラブルが起きた場合でも、ひとりひとりの心、揺るぎない判断をもって間違いない試合にしていく」(同監督)

東芝のSO森田佳寿主将は「素晴らしいチームであるパナソニックさんがもっと自分たちの現状に甘んじてリラックスしてプレーしてくれればいいのに」と、相手が手抜きしてくることを期待するようなジョークも飛ばしたが、もちろんそうならないのは本人が一番わかっていることでもある。
「精神面でも技術面でもしっかり準備してきてくれそうなので、我々も負けていられない」(同主将)

パナソニックへの尊敬の念を隠さない東芝SO森田主将と冨岡監督 photo by Kenji Demura

パナソニックへの尊敬の念を隠さない東芝SO森田主将と冨岡監督
photo by Kenji Demura

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そんな両チームの首脳はファイナルに関してポイントはどこにあると考えているのか。

「この段階になると勝ちたいという気持ちが一番。そして、勝つためにはトライが必要であることも現実。当然トライを防ぐことも必要になるし、接戦になればキックも重要性を増してくる」(ディーンズ監督)

「今年度はレッドウォールという言葉を大事にしてきた。REDは責任のR、忍耐のE、規律のD。
ペナルティを少なく、まずはしっかり脇を固めて守ること。打たれても、打たれても耐えて、相手が疲れた時にしっかり対応していく。
フランソワ(ステイン=FB)やカフイがいるので、いきなりトライが生まれることもあるかもしれないが、基本は規律をしっかり守って勝つ」(冨岡監督)

なんとなく、攻めのパナソニックに守りの東芝という従来の両チームとは異なるイメージを感じさせる発言だが、果たして本音だろうか。
ちなみに相手の警戒する選手としては、パナソニックのディーンズ監督は「リーチ(マイケル=NO8)、カフイ(リチャード=CTB)」、東芝・冨岡監督は「ハーフ団」とのこと。

「セミファイナルを見る限りは、リーチ マイケル、リチャード・カフイにボールを運ばせると厳しい展開になる」(ディーンズ監督)

「世界基準の選手であるベリック・バーンズが出ていないが、頭が痛いのはパーカー(ヘイデン=SO)というすごい選手も出てきたところ。フミ(田中史朗=SH)も最後の最後は締めるだろうし、この2人がどういったパフォーマンスを見せるのか、我々がどうそれを防ぐのか。重要なポイントになる」(冨岡監督)

リーグ戦で引き分けた時もブレイクダウンでの激しいやりとりが際立っていたが、今回もFW陣を中心にコンタクトエリアでどちらが優位に立てるかが勝敗を分けることになるというのが両主将の一致した見方だ。

「東芝さんは特にFWでガツガツくる。(リーグ戦の時は)ジャッカルを取られたイメージ。ブレイクダウンのスキル、激しさ。東芝さんの方が上回っていた。自分たちもそこから修正してきた部分はあるのでしっかり臨みたい」(堀江主将)

「ファイナルというのは1年をかけて何を作ってきたのかの勝負。 LIXIL CUP2016 1回戦のトヨタ自動車、セミファイナルのヤマハ発動機と、トップリーグの中でもフィジカル的にトップの位置にあってプレースタイルもガツガツくるチームと厳しいギリギリの試合を重ねてきた。ファイナルでもガツガツいきたい」(森田主将)

記者会見に出席した両チームの監督・主将とLIXIL野口部長(右から3人目)、髙島チェアマン(同4人目) photo by Kenji Demura

記者会見に出席した両チームの監督・主将とLIXIL野口部長(右から3人目)、髙島チェアマン(同4人目)
photo by Kenji Demura

昨秋のラグビーワールドカップ2015で日本代表が歴史を塗り替えたこともあって、いままで以上にラグビーに対する関心が高まっている状態で迎えるLIXIL CUP2016ファイナル。

記者会見の冒頭で髙島チェアマンから「ジャパンラグビー トップリーグ 2015-2016も最終日を前に目標だった40万人を超える多くのお客様にご来場いただくことができました」との報告も。

また、かつて豪州代表監督を務めた経験を持つパナソニックのディーンズ監督からは「2015年はラグビーにとって素晴らしい年だった。日本ラグビーはその中心にあった」という発言もあった。

こういう「ラグビーの変革期」(東芝・冨岡監督)に昨シーズンに引き続き大会を支援する株式会社LIXIL執行役員Public Affairs部門ジャパンマーケティング統括部 野口恭平部長は、以下のようにその意義を語る。
「『世界中の人々の豊かで快適な住生活の未来に貢献する』という企業理念のもと、暮らしの中の絆を育むという意味あいからスポーツを積極的に支援しております。
昨年は日本代表の活躍もあり、日本ラグビーには世界規模の多くの注目が集まることになりました。パートナーとして日本ラグビーの発展に貢献できましたことは、光栄に思っております。
ファイナルでは両チームの選手が日頃の力をいかんなく発揮していただくことで、一人でも多くのファンの方にラグビーの魅力を感じていただき、トップリーグの価値を高めていただきたいと祈念しております」

まさに最高の盛り上がりで迎えることになるジャパンラグビー トップリーグ 2015-2016  LIXIL CUP 2016ファイナルは24日14時、東京・秩父宮ラグビー場でキックオフされる。

LIXIL社のメイン商材のマテリアルのひとつであるアルミを使ったトロフィーも会場に展示された photo by Kenji Demura

LIXIL社のメイン商材のマテリアルのひとつであるアルミを使ったトロフィーも会場に展示された
photo by Kenji Demura

チケット情報

「トップリーグ 2015-2016」の試合スケジュールについては、こちらのページをご覧ください。

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