2016.01.21 / LIXIL CUP 2016 , トップリーグ 2015-2016 weekly preview , 入替戦 , 順位決定トーナメント 0
text by Kenji Demura
LIXIL CUP2016ファイナルは24日、東京・秩父宮
入替戦にも影響する最終順位決定戦に注目を
いよいよクライマックス!
泣いても笑っても、ジャパンラグビー トップリーグ 2015-2016は残り1節。
23、24日の2日間にわたって順位決定トーナメント第3節の計8試合が行われる。
上位8チームが参加するLIXIL CUP2016はジャパンラグビー トップリーグ 2015-2016の王者を決めるファイナルのパナソニック ワイルドナイツ−東芝ブレイブルーパス戦が24日14:00に東京・秩父宮ラグビー場で、神戸製鋼コベルコスティーラーズとヤマハ発動機ジュビロの対戦となる同3位決定戦が同ラグビー場で11:40にそれぞれキックオフされる他、23日には愛知・パロマ瑞穂ラグビー場で5位決定戦(キヤノンイーグルス−トヨタ自動車ヴェルブリッツ)、7位決定戦(近鉄ライナーズ−NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)の2試合が行われる。
■ジャパンラグビー トップリーグ 2015-2016 LIXIL CUP2016第3節予定
<24日、東京・秩父宮ラグビー場>
ファイナル パナソニック−東芝(14:00)
3位決定戦 神戸製鋼−ヤマハ発動機(11:40)
<23日、愛知・パロマ瑞穂ラグビー場>
5位決定戦 キヤノン−トヨタ自動車(14:00)
7位決定戦 近鉄−NTTコム(11:40)
LIXIL CUPトロフィーの獲得を目指すパナソニック、そして東芝の指揮官はそれぞれファイナルのポイントを以下のように語る。
「この段階になると勝ちたいという気持ちが一番。そして、勝つためにはトライが必要であることも現実」(パナソニック・ロビー・ディーンズ監督)
「まずはしっかり脇を固めて守ること。耐えて、相手が疲れた時にしっかり対応していく。基本は規律をしっかり守って勝つ」(東芝・冨岡鉄平監督)
攻のパナソニック、守の東芝?
これまでの両チームのイメージからすると反対の方向性とも言えるコメントだが、果たして24日の秩父宮のピッチの上ではどんな試合展開になり、ドラマが待っているのか。
パナソニックが勝てば3年連続4度目(三洋電機時代も含む)、東芝が勝てば6年ぶり6度目のトップリーグ制覇となる。
宗像サニックスとの入替戦を避けられるのは…
NTTドコモ対NECなど熱い最終戦が目白押し
一方、9〜16位を決める各順位決定戦も各チームにとってシーズン最後の試合になるため、今季の総決算にするべく内容の濃い試合のオンパレードとなりそうだ。
9〜16位を決める各順位決定戦は23日、以下の対戦カードで行われる。
<大阪・東大阪市花園ラグビー場>
9位決定戦 サントリーサンゴリアス−豊田自動織機シャトルズ(14:05)
11位決定戦 Honda HEAT−クボタスピアーズ(12:00)
<東京・駒沢オリンピック公園陸上競技>
13位決定戦 コカ・コーラレッドスパークス−リコーブラックラムズ(14:00)
15位決定戦 NTTドコモレッドハリケーンズ−NECグリーンロケッツ(11:40)
東京・駒沢で行われる2試合に出場する4チームは順位決定トーナメントの後は入替戦に回ることが決まっており、13〜16位までのどの順位になるかによってトップチャレンジシリーズから上がってくるどのチームと入替戦を戦うのかが決まる。
来季のトップリーグへの昇格を目指すトップチャレンジ1は現在第2節が終了。
宗像サニックスブルースが2戦2勝、それも三菱重工相模原ダイナボアーズ、九州電力キューデンヴォルテクスという強豪に対してそれぞれ48−18、61−14という大勝を収めている。
このままいけば、宗像サニックスがトップチャレンジ1で1位となり、入替戦でトップリーグの16位と対戦する公算が高い。
「プレシーズンからトップリーグの全てのチームをしっかり分析している」(宗像サニックス・藤井雄一郎監督)
昨季のトップリーグで16位に沈み、降格となった宗像サニックスだが、1年でのトップリーグ復帰に向けて、着実に準備を進めてきたことは間違いない。
13位決定戦に出場するコカ・コーラ、リコー、そしてより切実な問題として、どちらかが宗像サニックスと入替戦で戦うことになるNTTドコモとNEC(15位決定戦に出場)にとっては、最終戦に勝って順位をひとつでも上げることは至上命令と言っていいほど、重要な試合となる。